人的補償について

昨日はソフトバンクと西武の間で人的補償についてプロ野球ファンは踊らされましたね。


なんかもともと欲しい選手があちらのわがままで取れなかったみたいな報道も出ていますね。

真相は闇の中何でしょうがね。


そろそろ人的補償については考え直す時期かもしれないです。


現在のルールでは年俸上位10人が移籍するならば人的補償を選べることになっています。

金銭はどちらでも受け取れます。

人的補償を選んでもプラス金銭も貰っています。


個人的に思うのは今の一軍登録人数が31人に対してプロテクト出来るのが28人は少ないですよね。

せめて一軍登録人数と同じにするとかすれば良いのにと思いますがね。

でも取られる側にしたらふざけるななのかもしれないですがね。


だとしたら人的補償を廃止してドラフト会議での指名権の譲渡が良いのかもしれないですね。

例えばAランクならば1位指名権の譲渡、Bランクならば2位指名権の譲渡とかですかね?

今のルールでは同じランク2人を最大でも取れるのでそうなった場合はどうするかですが、同一ランクの選手を獲得するのを禁止にすれば良いです。


でもこれでも問題はたくさんありますがね。

例えば2023年オフに移籍したのにドラフト会議で指名した選手が入団して来るのは2025年なので2024年は戦力ダウン確実です。

人的補償ならば2024年からすぐに加入させられるので戦力ダウンは極力避けられますからね。


さらに人的補償ならば当該球団の2球団のみしかほぼ影響はありませんが、ドラフト会議ならば他の10球団にも影響は出てきます。

例えば西武がソフトバンクから1位指名権を譲渡されたとします。

本来ならばソフトバンクは野手を1位指名したかもしれないのに、西武が投手を指名したら他の球団の思惑も変わってしまいますよね。

それも加味して作戦を考えなければいけなくなるので他の球団にも影響が出てくるのではと言う事です。


いっその事金銭補償のみにすると言うのも案です。

今はAランクならば人的補償有りならば年俸の0.5倍、人的補償無しならば0.8倍。

Bランクならば人的補償有りならば0.4倍、人的補償無しならば0.6倍。

となっています。


つまりは年俸2億円の選手が移籍した場合はそれぞれ1億円、1億6000万円、、8000万円、1億2000万円となっています。


これをまずは入団時の契約金、移籍後に貰える金額の0.5倍とかにしたらどうですかね?

例えばドラフト1位で契約金1億円の選手が4年12億円で移籍したとしたら7億円を受け取れます。

出来高も込みならばそこも0.5倍して受け取れます。


メジャーリーグに移籍する時に利用するポスティングと同じ感じですね。

この抜け道として1年のみの契約とする球団が出て来るかもしれないですが、その選手がドラフト会議で指名したチーム以外から年俸を貰う場合は0.5倍ドラフト会議で指名して入団した球団に支払う義務とすれば良いです。

ただしFA権を行使して移籍した場合のみです。

つまりは丸佳浩選手との契約は5年で今年から新たな契約となりましたが、新たな契約でも広島に支払う義務が有ると言う事です。

FA移籍先で自由契約となって他球団に移籍した場合は支払う必要はありません。


でも金銭のみだとしたらやはりすぐに戦力補強は出来ないので翌シーズンは厳しくなりますがね。


どんなルールでも文句は出て来ると思いますが、今の不透明なやり取りよりは良いとは思いますがね。


ポスティング移籍にしても利用するのに12球団統一のルールを作るとか、ポスティング移籍した選手が日本に戻る場合は元の球団に復帰する優先権が有るとかもう少しルールを明確化した方が良いのでは無いですかね?


巨人も戸郷翔征投手や岡本和真選手が近い将来ポスティング移籍を目指す可能性が有りますからね。


ポスティング移籍についてはまたいつか書きます。