結局は

今日は巨人の近年の低迷について書きます。


野手についてです。

現在の巨人の支配下野手は捕手登録5人、内野手登録13人、外野手登録11人の29人です。

中田翔選手は外してドラフト指名した2人と去就未定のブリンソン選手は入れています。


個人的に勝手に決めている若手、中堅、ベテランに分けます。

ここで言う若手は年齢が24歳まで、中堅が25歳から30歳まで、ベテランが31歳からです。

年齢は2025年4月1日時点とします。


若手捕手

山瀬慎之助


中堅捕手

喜多隆介 岸田行倫


ベテラン捕手

大城卓三 小林誠司



若手内野手

中山礼都 秋広優人 菊田拡和 増田陸 門脇誠


中堅内野手

湯浅大 泉口友汰 岡本和真 北村拓己 吉川尚輝


ベテラン内野手

増田大輝 若林晃弘 坂本勇人



若手外野手

浅野翔吾 萩尾匡也


中堅外野手

岡田悠希 佐々木俊輔 オコエ瑠偉 ブリンソン 松原聖弥


ベテラン外野手

重信慎之介 丸佳浩 梶谷隆幸 長野久義


と勝手に分けています。


巨人の弱さは中堅層の選手が弱い事です。

中堅層は働き盛りのチームの主力となってもらわないと困る選手達と言う事です。

今年の阪神はまさにそこの選手達が大活躍しました。


捕手が30歳、一塁手が29歳、二塁手が27歳、三塁手が25歳、遊撃手が29歳、左翼手が29歳、中堅手が29歳、右翼手が23歳となっています。

こちらの年齢は2024年4月1日時点です。

日本シリーズでの主なスタメン選手をピックアップしましたが、まさに理想的なチームですよね。

中堅選手がしっかりと経験を積んで今年ようやく花が咲いたと言う感じです。


一方の巨人は中堅層だったのが岡本和真選手、吉川尚輝選手、大城卓三選手くらいです。

ベンチにすら重信慎之介選手がいたくらいです。

その大城卓三選手も重信慎之介選手も来年からはベテランです。


何故にこうなったのかはドラフト戦力の失敗ですね。

近年のドラフト会議では野手は基本的に高卒ばかり指名しました。

5年前の2018年のドラフトから指名した野手は以下の通りです。


2018年 増田陸 松井義弥

2019年 菊田拡和 山瀬慎之助 伊藤海斗

2020年 中山礼都 秋広優人 萩原哲

2021年 岡田悠希

2022年 浅野翔吾 萩尾匡也 門脇誠


この中で大卒もしくは社会人出身は萩原哲選手、岡田悠希選手、萩尾匡也選手、門脇誠選手だけで残りは高卒です。

これですぐに一軍の戦力になる野手が出てくると考えるのは甘かったですよね。


対して2018年のドラフト会議で阪神が指名したのが社会人出身の中堅手と遊撃手でした。

ちなみにその時の阪神は最下位、巨人は3位で翌年から原辰徳監督が復帰して連覇です。


高卒選手ばかり取っていたのは世代交代させたかったのかわからないですが、高卒選手は簡単には一軍の戦力になってくれません。

ドラフト1位の岡本和真選手でも主力になったのは4年目からです。

そう考えるとこれから先程書いたここ5年で指名した野手がどれだけ活躍してくれるのかですね。

すでにいない選手もいますがね。


でも高卒選手だけでは駄目だと思って去年は萩尾匡也選手、門脇誠選手の大卒選手、今年は佐々木俊輔選手と泉口友汰選手の大卒社会人出身の選手を獲得しました。

ここに岡田悠希選手も加えてこの5人がどれだけ一軍の戦力になれるかですね。


萩尾匡也選手と門脇誠選手はまだ若手なんですが、今の巨人ならばやってもらわないと困りますよね。


なんかいろいろと書きましたが、簡単に書くと中堅選手がしっかりと頑張れよと言う事です。

これはここ何年も書いて来ていますがね。


来年は岡本和真選手、坂本勇人選手、門脇誠選手のスタメンは阿部慎之助監督が確約していますが、それ以外はベンチ入りも含めて誰が入っていても不思議ではないです。

なのでしっかりとアピールして一軍目指して欲しいです。

本当に誰にでもチャンスは有りそうですからね。