2018年のJRA賞

昨日、2018年のJRA賞が発表されました。

賞名 馬名 主な勝ち鞍 票数
年度代表馬 アーモンドアイ 牝馬三冠、JC 276
最優秀4歳以上牡馬 レイデオロ 天皇賞(秋) 212
最優秀4歳以上牝馬 リスグラシュー エリザベス女王杯 265
最優秀3歳牡馬 ブラストワンピース 有馬記念 114
最優秀3歳牝馬 アーモンドアイ 牝馬三冠、JC 276
最優秀2歳牡馬 アドマイヤマーズ 朝日杯FS 153
最優秀2歳牝馬 ダノンファンタジー 阪神JF 275
最優秀短距離馬 ファインニードル 高松宮記念スプリンターズS 274
最優秀ダートホース ルヴァンスレーヴ チャンピオンズC 274
最優秀障害馬 オジュウチョウサン 中山GJ 228


となりました。


年度代表馬はアーモンドアイが2000年のテイエムオペラオー以来の満票での選出になりました。


この間にはディープインパクトオルフェーヴルなどの三冠馬がいたのに満票はなかったのだから凄いですね。


アーモンドアイが満票なので満票は276票となっています。


一番票が少ないのが最優秀3歳牡馬のブラストワンピースの114票です。

票が少ないという事は他の馬にも票が流れたという事です。


日本ダービーを勝ったワグネリアンに88票、チャンピオンズカップを勝ったルヴァンスレーヴに69票、皐月賞を勝ったエポカドーロに3票、マイルチャンピオンシップを勝ったステルヴィオに1票、該当馬なしが1票となっています。


それぞれの馬のG1勝ち数はJRAに限れば1勝のみですが、ルヴァンスレーヴは地方のJPN1を2勝しています。

なのでルヴァンスレーヴを支持する人も多かったですが、あくまでもJRA賞なので地方の成績は入れないという見方も出来ます。

それでもダートのジャパンカップ有馬記念に匹敵するチャンピオンズカップを勝っているのだから選ばれてもおかしくなかったという意見もあります。


もしくはそれぞれのG1勝ち数が同じなら3歳馬にとっては最高の栄誉の日本ダービーを勝った馬を推すべきという意見もあります。


けれどもJRAの重賞勝ち数ならブラストワンピースがG3を2勝していて重賞勝ち数では票が入った中では1番多いです。

しかしワグネリアンはG2を勝っています。


つまりまとめるとこんな感じです。



ブラストワンピースはG1を1勝、G3を2勝。


ワグネリアンはG1を1勝、G2を1勝。


ルヴァンスレーヴはG1を1勝、G3を1勝、地方でJPN1を2勝。


となっています。


その中でブラストワンピースが選ばれたのは秋での活躍、さらに芝での活躍が重要視されるという事みたいです。

その他の選出馬もオジュウチョウサン以外は秋にG1を勝った馬ばかりですし、オジュウチョウサンも秋に有馬記念出走などで話題を集めました。


さらに今年も短距離よりも中長距離馬が最優秀4歳以上牡馬に選ばれやすいというのを露呈しましたね。


G1を1勝しかしていないレイデオロが選ばれて、G1を2勝したファインニードルが選ばれませんでした。


ルヴァンスレーヴもファインニードルも他の部門での選出があるのでこちらには別の馬という投票をした人もいるかもしれないです。

だったら最優秀短距離、最優秀ダートなんか廃止してその年のナンバーワンの馬を世代別に決めるようにすれば良いと思っています。

もしくは最優秀4歳以上牡馬を最優秀4歳以上中長距離馬にするとかもっと細かくしてもおもしろいかもしれないですね。


最優秀2歳牡馬も票が割れました。


朝日杯フューチュリティステークスホープフルステークスと2つのG1が有るので迷うかもしれないです。

去年はどちらも無敗でそれぞれアドマイヤマーズ、サートゥルナーリアが勝ちましたが、アドマイヤマーズはG2勝ちが有るのでアドマイヤマーズが選ばれましたね。


G1の数が増えたりしてJRA賞を選ぶのも大変になって来ていますね。

平成の間にG1は9増えましたからね。


いろいろと書きましたが、選ばれた馬の関係者の皆様おめでとうございます。


今年はアーモンドアイが2年連続年度代表馬となるのかそれとも他の馬が止めるのか注目です。




最後に中島早貴つばきファクトリー情報です。